2015年ころから徐々にキャンプブームが始まり、それまで注目されなかったソロキャンプなども注目されるようになりました。
キャンプブームでは、様々なキャンプギアが登場しましたが、「ポータブル電源」も同様に購入者が急増しました。
ポータブル電源の需要は、2024年になった現在でも続いています。
いったいなぜ5年以上需要が伸び続けているのでしょうか?
今回はそんな「ポータブル電源を購入する人が急増している理由」について解説していきたいと思います。
ポータブル電源を購入する人が急増している理由
それでは、さっそくポータブル電源の需要増の理由をいくつか挙げていきましょう。
①快適なキャンプや車中泊が可能となるから
2015年以前のキャンプというと、「大自然を堪能すること」が目的であり、「快適さ」はそれほど追及されてきませんでした。
しかし、2015年以降は「いかに快適にキャンプができるか」といった視点でも考えられるようになってきて、数多くの便利アイテムが注目されるようになりました。
ポータブル電源はまさに「快適さ」を大幅にUPしてくれるアイテムとなったのです。
10万円~20万円程度で購入でき、リーズナブルな小型ポータブル電源であれば5万円程度で購入することも可能です。
スマホの充電だけでなく、扇風機や小型冷蔵庫、電気毛布、ケトル、LEDライト、液晶テレビ、小型炊飯器、コーヒーメーカーなど実に様々な小型家電が使用できるため、かなりキャンプや車中泊の快適さがUPするのです。
②災害時(非常時)に役立つから
2015年~2022年までは、①のような理由でポータブル電源を購入する人が多かったのですが、2023年以降はまた違った目的でポータブル電源を購入するケースが増えています。
その目的は、「災害時(非常時)に備えるため」です。
日本では2010年以降に東日本大震災や熊本地震、北海道胆振東部地震など、大きな地震がいくつも起きています。
2024年の元旦には能登半島地震も起きました。
日本が地震大国であるのは誰もが知るところですが、今後東日本大震災クラスの大地震である「南海トラフ地震」が起きる可能性が高いともいわれているため、日本人の災害に対する意識はより高まっています。
40年以内に90%以上の確率で起こるとされている南海トラフ地震は、四国だけでなく、西日本を中心に日本の多くの場所に被害をもたらすと考えられています。
東日本大震災を経験しているため、災害対策がいかに重要かを多くの人がすでに知っています。
それゆえに、西日本に限らず日本全体で災害時(非常時)に役立つポータブル電源の需要が急増しているのです。
2022年くらいまでは、「価格が10万円以上するからなかなか購入できないな」とためらっていた人たちも、2023年以降では「経済的に痛いけどそろそろ購入しておいた方が良いな」と感じてきているわけです。
ここ数年では、10万円以下の高性能なポータブル電源も複数登場してきているため、「10万円以下ならば購入できる層」の人たちが続々と購入するようになってきています。
この流れは今後ますます強まっていくことが予想できます。
まだポータブル電源を購入していない方たちも、災害対策としてぜひ購入していただきたいものです。
購入することで、「ポータブル電源があるから大丈夫」という大きな安心感が得られるはずです。
③環境に優しいエネルギーだから
ポータブル電源は、事前に充電しておくことで電源のない場所でも小型電気製品を使用したりスマホを充電できたりと役に立ちますが、多くの製品は別売りとなるソーラーパネルを購入することで太陽光をエネルギーとして使用することが可能です。
日本でもすでに定着しているソーラーパネルですが、太陽光をエネルギー源としているため、環境に優しいエネルギーとしても知られています。
「SDGs(持続可能な開発目標)」の理念が定着しつつある日本では、必然的にクリーンなエネルギーを意識する人々も多くなっています。
ソーラーパネルを利用することができるポータブル電源は、まさにそうした人々にとって最適なツールであるため、ここ数年購入者が増えていますし、今後も増え続けていくはずです。
ソーラーパネルでエネルギー供給できるポータブル電源は?
別売りのソーラーパネルでエネルギー供給できるポータブル電源の特徴やクチコミをいくつか紹介します。
PowerArQ(パワーアーク)Pro 1002Wh
出典:「PowerArQ Pro 1002Wh」の検索結果 – Yahoo!検索(画像)
PowerArQ(パワーアーク)Pro 1002Whは大容量バッテリーを搭載しており、さまざまなデバイスを長時間にわたり使用できます。
軽量設計とコンパクトなサイズにより、どこでも簡単に持ち運びができ、場所を取らずに収納できます。
USBポート、ACアダプター、DC出力など、多様な出力ポートを備えており、幅広い機器に対応しています。
AC出力は家庭用コンセントと同じ「正弦波」を採用。家電製品や電子機器、精密機器も安全に給電できるので安心です。
また、高速充電機能を備えており、短時間でバッテリーをフル充電できます。
別売りのソーラーパネルを使いエコフレンドリーな電力供給もでき、キャンプや非常時にも頼もしいポータブル電源です。
- 大容量
- 軽量かつコンパクト
- 多様な出力ポート
- 急速充電機能
- 高い安全性
重量:約10.4kg
寸法:約333mm×235mm×273mm
ACポート 3個 (1,000W、瞬間最大2,000W)
USB-C(PD) 2個 18W(5V/3A, 9V/2A, 12V/1.5A)
USB-A 1個 12W(5V/2.4A)
USB-A(QC 3.0) 1個 18W(5~6.5V/3A, 6.5~9V/2A, 9~12V/1.5A)
シガーソケット1個(最大120W)
PowerArQ(パワーアーク)Pro 1002Whのクチコミは?
最近色々と災害など心配な事も多いので思い切ってソーラーパネルと一緒に購入しました。
出典:楽天市場
こちらのメーカーのポータブル電源ばかり今回で3個目になります。カラーを揃えているので幾つ有っても見た目にもうるさくないし何よりデザイン的にもとても良いし性能も良く取り扱い方もとても簡単なので気に入っています。
災害用に購入しました。
出典:Amazon
試しに扇風機や携帯充電に使いました。
問題なく作動して、操作も簡単なのでよかったです。
ただ、プロは、ライトが付いてないことと、スマホの充電を置くだけで充電できないのが残念でした。
ECO FLOW DELTA 2
出典:「ECO FLOW DELTA 2」の検索結果 – Yahoo!検索(画像)
ECO FLOW DELTA 2は、業界トップクラスの充電速度を誇り、短時間で大容量バッテリーをフル充電できます。別売りのソーラーパネルから電力供給も可能です。
1024Whの大容量バッテリーと高い出力により、家庭用の家電製品を含む様々なデバイスを長時間使用でき急な電力不足にも安心です。
コンパクトで12.5kgの軽量設計で、持ち運びやすいです。キャンプやアウトドア活動にもぴったりです。
専用アプリで、バッテリーの充電状況や使用状況をリアルタイムで確認・管理できます。
ECO FLOW DELTA 2は、長時間の電力供給が期待できます。大容量なので日常使いはもちろん、非常時にも利便性が高く、使い勝手が良いポータブル電源の一つです。
- 高速充電
- 高出力
- コンパクト設計
- 長時間充電可能
- 軽量
- スマートフォンアプリ対応
重量:約12.0kg
寸法:40.0 x 21.1 x 28.1 cm
AC出力ポート:合計1,500W(サージ 2,250W), X-Boost機能をオンで最大1,900W
DC出力ポート:USB-A x2 / USB-A急速充電 x2 / USB-C x2 / シガーソケット x1 / DC5521 x2ソーラー充電入力:最大 500W、11~60V DC、15A
ECO FLOW DELTA 2のクチコミは?
冬の車中泊用に購入しました。また、ポーダブル電源はずっと欲しかったのですが、災害時にも必要と考えて今回購入しました。安全性、充電速度、コストパフォーマンスなど総合的に考慮してこちらの商品を選びました。これからの車中泊が楽しみです。まずは本体を使ってみてから、ソーラーパネルの追加購入も検討します。
出典:楽天市場
もし、不良があってもサポートも他の格安モデルとは
出典:楽天市場
比較にならないでしょう。
そんな中、リン酸鉄バッテリ搭載モデル、1kWクラスの中では12kgの軽量モデルのこのDELTA2
コストコでも扱う安心感もあります。
また、電源の取り出し口が左右にありますが、それが嫌でなければUSBもACもたくさんの差込口があるので使い勝手がいいです。
基本的にはキャンプ利用を想定していますが、5年保証とリン酸鉄の高寿命により、災害時利用にもばっちりです。
ポタ電考えている人は買って間違いない機種の一つです。
まとめ
今回は、「ポータブル電源を購入する人が急増している理由」について解説してきました。
ここ数年確実に購入者が増加しているポータブル電源ですが、以下の3つの理由が主な要因となっています。
・快適なキャンプや車中泊が可能となるから
・災害時(非常時)に役立つから
・環境に優しいエネルギーだから
決して安い買い物ではなりませんが、キャンプなどのアウトドアや旅行、災害時(非常時)に役立つアイテムであるため、一家に一台所有しておくことをおすすめします。
もしも10万円以上のポータブル電源の購入が難しければ、5万円クラスの製品でも良いので購入しておきましょう。